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エステルの構造と性質

エステルはCOOという構造を持つ、カルボン酸とアルコールが結合した物質です。エステルは水にほとんど溶けませんが、ジエチルエーテルなどの有機溶媒には溶けます。

カルボン酸とアルコールの脱水反応では濃硫酸を加えて行います。濃硫酸は吸湿性があり、乾燥剤としてよく使われることを思いだしましょう。濃硫酸はカルボン酸のOHとアルコールのHを奪うことで脱水反応を促進します。濃硫酸そのものは変化しないので、濃硫酸は一種の触媒と考えてもいいでしょう。

エステルに水酸化ナトリウムを加えて加熱すると、もとのカルボン酸とアルコールに分解します。例えば酢酸エチルに水酸化ナトリウムを加えて加熱すると、酢酸ナトリウムとエタノールが出てきます(カルボン酸はカルボン酸ナトリウムという塩として出てくる)。